旅の記録
朝霧が、
歩いた場所。
写真はすべて朝霧が撮影したものです
ここには、私が実際に歩いて、自分で撮ってきた場所を残していきます。
伊豆と、そのまわりの静岡。
海と、水と、山。
朝霧の言葉は、こういう景色から生まれています。
西伊豆・伊豆市土肥|2024年5月
恋人岬は、私にとって「縁をつなぐ場所」です。
この岬には、昔の恋の言い伝えが残っています。
土肥の朝市で出会った、福太郎とおよね。
事情があって離ればなれになった二人は、鐘を鳴らして思いを伝え合い、やがて結ばれたといわれています。
岬の先の展望台には、今もその鐘があります。
好きな人の名前を呼びながら三回鳴らすと、思いが届く、と伝えられています。
五月の昼すぎ、海はどこまでも青くて、
その先に、富士山が小さく浮かんでいました。
離れていたあいだも、
縁が切れていたわけではない。
この岬の話は、そう教えてくれます。
柿田川の湧き水
静岡県清水町|2024年5月
富士山に降った雨や雪は、いったん地面にしみこんで、見えなくなります。
それが、長い時間をかけて地下を流れて、
ずっと離れたこの場所で、ふたたび湧き出してきます。
のぞきこむと、水の底が青く光っていました。
見えないあいだも、水はちゃんと流れていたんだと思います。
見えなくなったものが、
なくなったとは限りません。
富士山のふもとで
静岡県側から|2024年5月
恋人岬からは小さく見えた富士山も、ふもとに立つと、空の半分をうめるほど大きく見えます。
同じ山でも、どこから見るかで、まったく違って見えます。
今のあなたの悩みも、
見る場所を変えると、
少し違って見えるかもしれません。
もし今、誰かとの縁が切れてしまったように感じているなら。
離れているあいだも、
見えないところで、つながっているものがあるかもしれません。
急いで答えを出さなくて、大丈夫ですよ。
言葉にならない迷いを、
そのまま送ってください。
伊豆の縁めぐり 其の一頼朝と政子が、出会った山の社。
※写真はすべて朝霧が撮影したものです。
※恋人岬の言い伝えは、伊豆市の観光案内などで紹介されているものをもとにしています。